3Dプリンターをネットで買って大丈夫?
と不安に思う方も多いはずです。
商品の説明欄だけを見ても、よくわからない謎の単語がたくさん出てきて、見るのが嫌になったという方もいるかもしれません。というより、僕自身がその経験者です。
3Dプリンターのような精密機器は、
実際に目で見て触って、よく話を聞いてから買いたい!
と思っていましたが、
そんな僕でも結果的には、ネットで3Dプリンターを購入しています。
その理由や経緯を少しお話ししたうえで、
この記事では、
3Dプリンターをネットで買うときに、どこをみればいいか
ということを紹介したいと思います。
目次
- 【コラム】家電量販店をはしご…勘違いが生んだ経験
- 3Dプリンターで覚える単語は5つだけ!購入時にここだけはチェック!
【コラム】家電量販店をはしご…勘違いが生んだ経験
ここでは、コラムとして
僕の3Dプリンター購入時にした失敗
についてお話します。
僕が3Dプリンターを買いたいと思ってまずしたこと。
それは、
家電量販店で話を聞こうとする。
ということです。(これは、電化製品が苦手な人あるあるだと思います。)
3Dプリンターについて、ネットで軽く調べているうちに
よくわからない!
となった僕は、近くの家電量販店に行くことにしました。
3Dプリンターって家電量販店にあるの?とお思いになった方は察しがいいです。しかし、
実は「取り扱いあり」と書いてあることが多いんです。
だったら、話を聞いてから考えればいいか!と思い、近くの一番大きな家電量販店に行きました。
結果は惨敗。
実際は、店舗にはなく、通常ホームページからの注文による在庫として「取り扱いがある」という意味でした。
3店舗、別の家電量販店をはしごしましたが、どこも同じような対応でした。
そのうち1件だけ、「この店舗には在庫はないが、ある1種類の3Dプリンターなら近くの店舗から取り寄せることはできる」という対応をしていただきましたが、
違いを知るために、とりあえず家電屋さんに話を聞きに行くという目的は達成できず無駄足に終わってしまいました。
つまり、結局はネット注文ということです。
そんな苦い経験を経て
ネットで購入することを選択するわけですが、ふりだしに戻っただけです。
逆に、これがきっかけとなって、情報を必死にかき集めた結果、今自分が納得する3Dプリンターを購入できています。
前置きが長くなりましたが
そんな僕が、3Dプリンター購入までに得た知識をもとに
3Dプリンターをネットで買ううえで、失敗しない選び方
を紹介していきます。
3Dプリンターで覚える言葉は5つだけ!購入時にここだけはチェック!
現在、たくさんの3Dプリンターが流通し、複雑な機能が取り付けられています。
結局、何が違うの?
と思いますよね。
ここでは3Dプリンターの違いを説明する単語を5つだけ登場させます。
なぜそれだけなのか。それは、
僕が購入時に確認したのが、結局その5か所だけだからです。
そして今も全く問題なく稼働させることができているので、自信をもって紹介することができます。
5つの謎の単語を登場させましたが、
拒絶反応がでないように、
専門的な言葉は使わないで、それぞれザックリと解説していきます!
まず、「FDM式(熱溶解積層方式)」「光造形式」は
3Dプリンターのおおまかな種類をあらわす単語です。
3Dプリンターの大まかな種類
FDM式:台の上で層状に積みあがっていくもの(皆さんが想像しているもの)
光造形式:特殊な液体の中でレーザーを当てながら積層させていくもの
多くの方が想像する3Dプリンターのイメージは、「FDM式」のことです。
「光造形式」は、おそらく想像されているよりも、作業が大変だったりするので、はじめて3Dプリンターにトライされる場合は、個人的にはあまりお勧めしません。
「FDM式」と「光造形式」の違いをもう一歩知ってみたいと思った方は、この記事を参考にしてみてください。
続いて、「ノズル径」「積層ピッチ」は
3Dプリンターによってできるモノの質に関わる単語です。
ノズル径:プリントできる幅が変わる。小さいほど、幅の狭い(細かい)ものでも作れる
積層ピッチ:プリントする一層ごとの厚みが変わる。小さいほど、細かいものが作れる
ポイントになるのは、
「ノズル径」も「積層ピッチ」もプリントするものによって調整する
というところです。
といっても、極端に小さいものと大きいものを交互に作ったりしない限りは、毎回設定を変更しなければならないということはありません。
ただ、
どちらも小さいほうが、細かい作業に対応できる
というのは、なんとなく理解してもらえると思います。しかし、
小さく設定すればするほど、プリントに時間がかかる
という点も考慮しなければなりません。
そのバランスの加減は、人によって異なります。
なので、一般的に
設定できる範囲が広いほど、設定が細かく刻めるものほど、値段が高い傾向にある
という見方ができればいいと思います。
ほしいなと思う3Dプリンターを見て、少し値段が高いなと思ったら、自分には必要のない大きな範囲に設定できるようになっているかもしれません。
自分に必要な範囲がわからないという方は、別の記事でプリント具合を検証しているので、そちらをご覧ください。
最後に「キャリブレーション」ですが、
これは3Dプリンターからプリントされるモノを支える土台に関わる単語です。
キャリブレーション:プリントされるモノの土台を水平にすること
この水平にするということが、3Dプリンターにとって、とても大事なことなのですが
3Dプリンターを購入する際は、それを手動でするか、自動でするかという点が重要になってきます。
「オートキャリブレーション機能」があるかないか
ということによって値段が変わってきますが、僕はこの機能が付いていないものを購入しました。
正直な感想を言うと、たしかに一番初めに設定する際にめちゃくちゃ時間がかかった(2時間くらい)ので、オートにしておけばよかったかなとも思いましたが、今現在に至るまで、初めの設定から一度も修正することなく使っていますので、結果オートキャリブレーション機能を付けずに落としたコストのほうが価値があったと思っています。
3Dプリンターを使う方の好みによるというのが、ぶっちゃけた感想です。
そのあたりのお話は、別の記事で取り上げていますので、ぜひ参考にしてみてください。
以上5つの単語について解説しました。
これだけ?と思うかもしれませんが
ほんとうにこれだけです
まとめると
3Dプリンターのおおまかな種類は「FDM式」か「光造形式」で、主流は「FDM式」
「ノズル径」と「積層ピッチ」は設定の範囲の大きさや細かさで値段が変わる
「オートキャリブレーション」機能を付けるかどうかは悩みどころ
たったこれだけで、
ネットにある無数の3Dプリンターの見るべきポイントがわかります。
ぜひ3Dプリンター選びに役立ててみてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今後も建築に携わる人が3Dプリンターを困らずに導入していけるように発信を続けたいと考えていますので、応援よろしくお願いします!
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